SOLID Documentation
SOLID はリアルタイム OS、統合開発環境(IDE)、コンパイラツールチェーン、デバッグや解析の支援機能を一体化して提供する、組み込みソフトウェア開発プラットフォームです。従来はバラバラに提供されていた各コンポーネントをオールインワンで提供することで、準備や教育のコストをできるだけ削減するとともに、組み込みソフトウェア開発をまるで PC のアプリケーション開発のように快適に行えることを目指しています。

はじめに
SOLID-OS
リアルタイム OS にはオープンソース ITRON 仕様準拠の TOPPERS/ASP3(シングルコア), TOPPERS/FMP(マルチコア), TOPPERS/FMP3(マルチコア) を採用し、KMC 独自のメモリ管理機能やローディング機能が追加されています。
SOLID-IDE
SOLID-IDE は Microsoft 社の Visual Studio Shell をベースに KMC が独自開発したもので、Visual Studio のライセンス料は不要です。
SOLID ツールチェーン
コンパイラツールチェーンには実績のある GCC と GNU Binutils に加えて、アドレスサニタイザ等の先進的な機能を持つ LLVM/Clang も使用可能です。LLVM/Clang はコンパイラとアセンブラ、ランタイムライブラリ以外は、GCC のライブラリとツールチェーンを使用します。
- SOLID ツールチェーン
- C/C++ の言語規格について
- ライブラリの仕様(ARM)
- ライブラリの仕様 (AArch64)
- SOLID が使用しているオプション
- Clang と GCC の主な相違点
- GCC と Clang のオプション概要
- ARM Compiler ツールチェーンとの相違点
- KMC 独自の修正について
- マルチコンテキスト対応
- ツールチェーン更新履歴
- exeGCCとexeClangの相違点
- ツールチェーン更新履歴 (ARM)
- ツールチェーン更新履歴 (AArch64)
- ツールチェーン更新履歴 (RISC-V)
- ツールチェーンのライセンスについて
- NetBSD libc を選択した理由
- exeGCC について